運命が変わる日
震災から4年。
被災地の皆様は、私が想像もできないほどの、過酷な4年間を過ごされたことでしょう。
沢山の方の運命が一度に変わった日であることは、間違いないと思います。
4年前のあの日、私は会社の会議室にいました。打ち合わせの途中で地震が起き、急いで会議室のテーブルの下に潜りました。
揺れがおさまるのを待ち、自分の席に戻りましたが、日本が大変なことになっているのが、すぐにわかりました。
私は会社の後輩と食堂にあるテレビを見に行きました。ちょうど、津波が到達し、家や車が流されている場面でした。
呆然と立ちすくみ、言葉を失いました。
そして、その瞬間。
私は自分の感情が大きく動くのがわかりました。
私は、いつか会社を辞めて独立したい。
以前からそう思っていました。
でも、決断が出来ず、子供が大きくなったら、とかもう少し準備ができたら、などと先延ばしにしていたのです。
津波の映像を見た途端、
『今すぐ辞めなければ』って思いました。
いつか、いつかと思っていることは、突然その道が断たれることもある。
あの時やっておけば良かったって後悔するときがくるかもしれない。
そう思ったのです。
だから、やりたいことは今すぐにやろう。
そう決心しました。
あれから4年。
会社を立ち上げたり、本を上梓したり、プロジェクトを全国展開したりと。
うまく進められていることもあれば、
苦しく、もがいて、思うようにいかないこともたくさんある。
『会社に戻ったほうがいいんじゃないの?』
なんて投げられる言葉に傷ついたりすることもあるけれど、私は今の道を選択したことを後悔していません。
自分の人生を大きく変えた日。
新しい道に、大きく舵をきった日。
自分の命を精一杯生きようと決めた日。
私にとって、忘れられない、運命を変えた1日でした。
その気持ちを忘れずに、これからも頑張りたいと思います。
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2015年3月11日